こんにちは。
前回、放送と通信の融合化が進めば、民放も有料でも見たいと思われるようなコンテンツづくりの視点が求められることを述べました。
広告費だけでなく、コンテンツそのもので稼ぐビジネスモデルの構築が差別化につながっていくからです。
今後は、コンテンツ制作のプロデュース力とライセンス契約・管理を中心とした法的ノウハウを兼ね備える会社が業界をリードすることになります。
多チャンネル化が進めば、コンテンツそのものが価値となります。
これは、少チャンネル時代のように高い視聴率を取ることが物理的に難しくなることの裏返しです。
無料が前提の民放のビジネスモデルではスポンサーからの高額の広告費を獲得するために高視聴率を取ることが至上命題でした。
そのためには、比較的自由時間の多い(テレビ視聴時間の長い)、主婦、高齢者、子供の層に向けた番組づくりこそ、目標達成のための合理的対処だったのです。
このような状況下にあっては、30〜40代の中核ビジネスマン(ウーマン)への訴求力はどうしても弱まってしまうわけです。
恐らく有料コンテンツは、この年代層が興味を持つ内容の企画力がものをいうことになると思われます。
ネットでの配信の場合、視聴者との双方向性を実現しやすいメディアになりますので、意見をうまく収集しながらコンテンツの企画・制作に生かしていくことが成功へのポイントになります。
かつてマンガ誌の少年ジャンプが、徹底的に読者の声を重視し内容に反映させることで発行部数をダントツに伸ばしていった軌跡などは参考になる事例です。
出版業界においては、アップルシードエージェンシーのようなエージェントが大手出版社も頼りにするようなプロデュース力を発揮し、次々ヒット作品を生み出してています。
とかくコンテンツビジネスは水モノでギャンブル性が高い商売と考えられているわけですが、そこに法的ノウハウの蓄積を含め、セグメントされた視聴者からの本音を引き出すしくみ作りと巧みなマーケティング戦略によって、ヒットの確率を高めていくようなビジネスモデル構築こそ、小が大を制する道といえるでしょう。
この回で「放送と通信の融合シリーズ」は一旦、終了します。
次回はお待たせしていました新商品発売のお知らせができる予定です。予定から半月延びてしまいましたが、制作自体は完了してましてWEBの更新作業にラストスパートをかけているところです。
ご期待していてください。 |